EOS R ファームウェアVer1.4.0を1ヶ月使って思ったこと

EOS R ファームウェア Version 1.4.0が9月26日にリリースされて約1ヶ月が経過しました。

Version1.4.0では、以前のバージョンに比べて顔・瞳認証の性能が各段に向上していて、画面全体の3%の大きさでも瞳認証してくれるようになっています。

顔・瞳認証はサーボAF開始測距点を切り替えると使いやすい

人物を撮影するときに非常に便利な顔・瞳認証機能ですが、

複数人いるときなどはどの被写体にピントが合うか迷うこともあります。

例えば、友達数人と遊んでいる自分の子供にピントを合わせたいけど、隣の子にピントがあってしまうようなケースだったり、

被写体が1人だけの場合でも、手前に目立って明るいものがあるようなケースでは狙った被写体にピントが合わず点前にピントが合うようなケースがあります。

そんな時は顔認証時のサーボAF開始測距点の設定を変更するといいです。

AFメニューの5番目のタブに項目があり、

  • 顔認証時に設定した開始測距点
  • AFフレーム選択時に設定した測距点
  • 自動

の3つから選ぶことができます。

撮影する対象がひとりだけで、AFが迷わないような環境では「自動」を

撮影する対象が複数名いてその中の1人にピントをあわせたかったり、前ボケを入れて撮影するような場合や、ねらった被写体にピントがなかなか合わないような場合は「顔認証時に設定した測距点」を選択すると使い勝手が向上します。

後者はワンショットAFで撮影する時の、フォーカスロックに近いイメージですね。

EOS RのサーボAFを「顔認証時に設定した開始測距点」に設定しておくと

フォーカスロックの動作をするだけで、あとは被写体が画面内のどこに移動してもカメラがピントを追い続けてくれるようになります。

これに慣れるとEOS 5D系に戻れなくなってしまいますよ♪

というくらい便利です。

もちろんフォーカスロックの動作が面倒だったり、

開始測距点が合わせたい位置になくいちいち移動させるのが面倒という方もいるかと思います。

その場合は思い切って「自動」でピント合わせするのも手だと思います。