12月2日にCanonからEOS R5/R6のファームウェアVersion1.5.0がリリースされました。
主な変更内容は下記の通り。
- ウインタースポーツでヘルメットやゴーグルなどを装着している人物に対する、頭部検出性能の向上を図りました。
- [AF]タブの[検出する被写体]に[乗り物優先]を追加し、モータースポーツにおける車・バイクの検出に対応しました。ドライバーやライダーのヘルメットを検出する[スポット検出]も設定可能です。※一般の乗用車、商用車、バイクは検出できない場合があります。また、車、バイク ではない被写体に対して乗り物と検出する場合もあります。
- 瞳検出時に顔の中に陰影があるとき、前髪が目にかかっているときなどにおける検出性能の向上を図りました。
- 人物の胴体検出に対応しました。瞳や顔、頭部が隠れたり検出できなくなったときに、胴体を検出して粘り強くトラッキングを継続します。
- 静止画撮影時にクイック設定画面からMWB(マニュアルホワイトバランス)データの取り込みが可能になりました。
- FTP転送時にマルチコントローラーの中央押し操作で、画像を誤って転送してしまうことを防止するため、中央押し操作を廃止しました。
- EOS Utilityでのリモート撮影の際、カードを2枚入れたときの記録方法の設定、記録するカードの選択が可能となりました。
- [撮影画面表示設定]の[なめらかさ優先]に[フレームレート低下抑制]を追加しました。暗い場所でもフレームレートの低下を抑えた撮影画面表示が可能になりました。
- RF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYEに対応しました。
- 「FTPサーバー」-「パッシブモード」の初期値を「使う」に変更しました。
- FTP転送時の動作安定性を改善しました。
- 一部のIS非搭載EFレンズを使用した際のボディー内手ブレ補正の制御を最適化しました。
- Canon Logでの動画記録において、明るい被写体のエッジ部周辺にノイズが発生することがある現象を修正しました。
よく使う機能で一番機能向上されているのはAF周りで、
特に顔や瞳が隠れるようなケースでのAFがかなり正確になったところ。
実際に試したところ前髪のながい娘の瞳をしっかりと捉えてくれていました。
Version1.4.0までだと前髪にピントがきているようなケースでしたが、ファームウェアVer1.5.0ではしっかりと瞳にピントが来ていました。
また、以前では背景にAFが引っ張られて被写体から外れるようなケースでもしっかりと人物の顔にピントがくるようになっていました。
新たに追加された「乗り物優先」のAFはまだ試していないので、また機会があったら動画で比較してみようと思います。
これまででも十分便利なAFがさらにパワーアップ♪
カメラマンの負担も減って助かりますね。