ストロボは純正がいいの?

カメラを使っていると次第に欲しくなってくるのがクリップオンストロボですよね。

最近は海外の安価なストロボがたくさん市場に出回っているため、選択肢の幅が広がって購入時に迷うこともあるかと思います。

せっかくなので持っているストロボでどう違うのか比較してみました。

登場選手

左からProfoto A1、Canon スピードライト430EX III RT、Godox TT600

値段だけ比べると、10万、2.5万、0.8万で、高いものと安いものとでは値段の差は10倍もあります。

確認事項

単純に光を比べるため、その光の色温度がどれくらいか?その光の演色性がどうか?という2点だけ絞って確認してみようと思います。

色温度と演色性を確認しようと思ったのは、使っているストロボによって思った色が出ていないなーと思うことが多々あったため。それぞれの癖を知っていれば、対応(撮影後のレタッチ)でも楽できたらいいなって程度のものです。

結果

Profoto A1
 5783K
 Ra 99.1

Canon 430EX III RT
 5969K
 Ra 96.9

Godox TT600
 6529K
 Ra 97.7

Godox V860
 6916K
 Ra 97.6

結論だけ記載すると上記のようになりました。

演色性については色評価する際にはRa95以上あれば良いと言われているので、各社それ以上の数値となっていました。その中でもProfoto A1が群を抜いていました。

一般的に日中の太陽光の色温度は5000〜6000Kと言われていて、ストロボの色温度もその数値に近い方がより自然な雰囲気になることが多いです。


ProfotoとCanonはこの範囲に収まっていて、それぞれの差は200Kほどで、Godoxはやや高めの結果となりました。
日中シンクロなどの際はこの点を頭の片隅に置いてあげると後の処理が楽そうですね。

なお今回の結果から、どこのストロボがいいとか悪いとかいう話ではありません。
自分の撮影スタイルに合うストロボってどれだろうという判断のお役に立てたらと思っています。

高いストロボは高いなりの理由があって、
安いストロボには安いなりの理由があります。

お金をかけたくないからとりあえず光ればいいものやとか
テンポ良く撮影したいから発光間隔の短いものがいいやとか
社外品は不安だから純正がいいやとか
妥協したくないからとにかく高いものを使っていたいとか

カメラやレンズもそうですが、自分の撮影スタイルに合う機材を見つける楽しさなんてものもありますね。

今回は簡単な比較なため、機材の優劣をつけたり、メーカーの製品について全て同様というわけではない点だけご注意ください。


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