昨日の続きでストロボの色温度の話

昨日はストロボのメーカーごとに色温度と演色性を測って見ました。

今日は実際に撮影して白い色が白く表現されるのかを確認しようと思います。

目次

おさらい

昨日の計測では、

Canonスピードライト430EX III-RTは5900K

Profoto A1は5700K

Godox TT600は6500K

と記載していましたが、今日の計測ではちょっとずれていましたので訂正。

430EX III 5900K → 6800K

A1 5700K → 5800K

TT600 6500K → 6900K

上記の通り訂正しておきます。

その上で、カメラの色温度の設定をそれぞれのストロボの色温度に合わせた時に
白い紙がきちんと白く撮影できるのかという極々マイナーな確認をした上で、
ホワイトバランスをオートにした時の結果も見ていきたいと思います。


設定

カメラの色温度の設定は、ホワイトバランスの設定から行います。

ホワイトバランスの項目から[K]を選んで、任意の色温度に設定して見ます。

今回は、Canon 430EX IIIは6800K、Profoto A1は5800K、Godox TT600は6900Kに設定した状態で、一般的なコピー用紙を撮影して見ます。


結果

Canon 430EX III+カメラの色温度6800K時

Profoto A1+カメラの色温度5800K時

Godox TT600+カメラの設定6900K時

ストロボの色温度にカメラの色温度を合わせてあげると、コピー用紙の色がおおよそ同じ「白」で撮影できたかと思います。

ちなみにスピードライト430EXで撮影する際に色温度を昨日計測した5900K(実際の色温度よりもカメラ側の色温度の設定が低い場合)で撮影するとこのようになります。

随分と青っぽく撮れました。

これはカメラで設定している色温度に対して、ストロボの色温度が高かったから青味がかって撮れています。


ストロボごとに色温度を変えなきゃダメなの?

ストロボごとに色温度が違っていて、カメラ側のホワイトバランスを変えてあげれば素直な色味で撮影することができます。

かといって、必ずしもストロボの色温度に合わせないといけないという決まりはどこにもありません。

ストロボの色温度を変えるようなフィルターをつけて、ストロボ光と環境光とで色味に差をつけるような撮影の仕方もあるので、最終的には「お好み」で設定していけば良いかと思います。

またストロボごとに色温度を把握しておいて撮影時に色温度を変えるのは手間なので、

細かいことを考えるのが面倒な時や、ストロボ光と環境光のミックス光の環境や、環境光がミックス光などの場合は、

ホワイトバランスを素直にオートに設定しておくと比較的安定した色味で撮影することができます。


ホワイトバランスオートでそれぞれのストロボを使って撮影した画像

ただし、ホワイトバランスオートはカメラが環境を判断して決めるため、必ずしも期待する色味が得られるとは限らないです。


まとめ

・ストロボごとに光の質(色温度・演色性)が違うよ

・ストロボの光の性質に合わせて撮影するのもよし

・ストロボの光の性質を利用して撮影するのもよし

・標準的な色合いを手軽に得たい場合は、ホワイトバランスオートが楽


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